心筋症
本邦では欧米と比較して、心筋症に伴う慢性心不全の割合が多いという特徴があります。
当施設でも心筋症の経験例が多く、
拡張型心筋症(DCM)肥大 型心筋症(HCM)、催不整脈性右室心筋症(ARVC)、
その他サルコイドーシスやアミロイドーシスといった二次性心筋症の方が上記の治療をその段階に応じた治療を受けておられます。
施設の特徴として心筋症の経験例が非常に多いことが挙げられます。
心筋症の診断をする際に行われる心筋生検は、心臓カテーテルという方法で心臓の筋肉の一部を精密に検査する病理検査です。
この方法は1962年に、カテーテルを用いた心内膜心筋生検法として本学で開発され、その後の心臓移植の確立とともに、拒絶反応の発見に最も有効であることから飛躍的な発展を遂げました。
現在まで院内外の症例を合わせ約10000例、近年では年間 約200例の病理組織検索を施行しております。
当施設では両心室ペースメーカー(CRT)治療を国内でもいちはやく取り入れ、電気生理学専門医と共同で治療にあたっております。
治療に難渋する患者さまへの提供医療として心臓血管外科専門医との連携により、心臓移植登録そして機械的左心室補助治療(LVAS)への適応まで検討する体制もございます。
現在、臓器移植法の改正や体内植え込み型補助心臓装置の進歩もあり、より一層幅の広い心不全治療のオプションの提供が検討されています。
我々は心不全の初期状態から、移植を要する重い状態の患者さままで、全ての心不全治療に対応することが可能な施設であり多くの専門医が共同して診療を進めることが可能です。