心房細動に対するカテーテルアブレーション
心房細動のきっかけとなる興奮のほとんどは、肺静脈と上大静脈が原因とされています。当科では、肺静脈と上大静脈に異常興奮を閉じ込め、心房細動の発生と維持を抑える治療法として、3Dマッピングシステムを用いた拡大肺静脈隔離および上大静脈隔離(図1)を標準的術式としています。術前には心臓超音波検査やCT検査で心臓の構造を詳しく検査します。通常、右足の付け根の血管からカテーテルを入れて治療を行います。治療中には造影剤を使用しません。発作性心房細動の方では1回の治療で75%の方が不整脈を抑える薬物治療(抗不整脈薬)が不要となり、再発した方の一部(全体の20%)の方に2回目の治療を行うことで、90%を超える方が抗不整脈薬なしで正常の脈を保つことが可能となっています。持続性心房細動の方でも、心房の拡大がさほど進んでいない方では高い有効性が期待できます。治療症例数は年々増加し(図2)、安全性も有効性も向上し安定しています。
CARTOシステムおよび3D画像融合技術を用いた 心房細動に対するカテーテルアブレーション
拡大肺静脈隔離および上大静脈隔離

心房細動アブレーション症例数
