東京女子医科大学
循環器内科 山口淳一
東京女子医科大学
循環器内科 山口淳一
当科には、循環器領域の黎明期であった1967年にわが国で最初の冠動脈集中治療室(CCU)が創設されました。以降、日本における循環器診療を牽引するための取り組みを継続的に行ってきており、現在も、虚血性心血管疾患、不整脈、心筋症、心不全、弁膜症および大血管疾患など、循環器疾患の全般において、最新の診断・治療を行っています。
現在のCCUにおいては、虚血性心疾患の治療にとどまらず、重症心不全の治療を精力的に取り組んでおり、最新のガイドラインを遵守した薬物治療に加え、心臓移植を視野にいれた左室補助デバイス治療も行っております。
急性心筋梗塞や狭心症に対する心臓カテーテル治療・下肢を中心とした全身の血管に対してのカテーテル治療に加えて、心臓血管外科との緊密な連携のもと、手術困難な重症弁膜症に対する最新のカテーテル治療(TAVI, MitraClip)も積極的に行っており、全国でも数少ない指導施設の1つとなっています。これら心血管カテーテル治療全体での症例数は2019年に年間1000例を超えるところとなりました。
不整脈領域でも、頻脈性不整脈に対するカテーテルアブレーションは年間約400例、また心臓ペースメーカー・植込み型徐細動器(ICD)・重症心不全に対する心臓再同期療法機能付植込み型徐細動器を用いた治療も総計で約300例、リード感染に対するリード抜去術も約30例を行っております。
いずれの分野においても、大学病院としてはトップクラスの症例数を有する強みを活かし、冠動脈疾患、末梢血管疾患、不整脈、心不全、弁膜症、大血管疾患、人工弁、先天性心疾患など、各分野のエキスパートによる診断・治療とその相互の連携を円滑に行うことで、今後も、常に日本で高水準の医療を提供し続けることを目指して、患者さまのための全人的医療に取り組んでまいります。