急性期病棟(CCU)
当院CCUは、循環器内科約80床のうち10床を占め、循環器疾患の急性期管理・集中治療管理を主に行っています。 もともとはCoronary Care Unitと呼ばれ、循環器疾患の中でも冠動脈疾患の急性期管理に特化した施設であり、現在でも年間約600件の経皮的冠動脈形成術を行っているカテーテル検査室と連携して、冠動脈疾患の急性期治療を積極的に行っています。 加えて当院の場合、長い施設の歴史を背景に、高齢者の急性心不全が年々増加傾向にあります。

また大きな総合大学病院の一部であることから、他科的疾患を背景に重症化し、循環動態が不安定となった症例の管理をする部署として、循環器集中治療室の重要性が年々高まっている印象です。 そのようなニーズに対応すべく、広く循環器疾患の急性期と集中治療を行うCardiac Care Unitとして、冠動脈疾患以外の診療も積極的に行うこと、集中治療医としての知識および技術の向上に努めることを目標に、日々の診療を行っています。
別図に示す通り、現在ではCCU入室の原因として虚血性心疾患が約1/3、急性心不全が約1/3、その他が約1/3を占めている状況で、 入院患者数も年々増加傾向にあります。
一般病棟
当院循環器内科の一般病棟では月約80から100名の入院数があります。内訳は虚血性心疾患が約40%、心筋症が30%、その他不整脈関連疾患が約25%,弁膜症5%となっています。

当院は関東エリアの心臓移植認定施設としての役割がある点で特発性拡張型心筋症や肥大型心筋症などの精査加療を行う割合が多いことが特徴として挙げられます。また近年、心臓MRIやPET-CTなど画像診断の進歩もありサルコイドーシスなどの二次性心筋症精査も機会も増えております。一般病棟では病床数76床でこれらの患者さまの精査加療にあたっております。病棟体制は指導医が6から8名、循環器内科を専門とする後期研修医を指導し、臨床研修医師の指導に従事しております。毎朝の病棟カンファレンスを行いかつ大学病院のため週1回の主任教授による回診の他、手術検討会や心不全カンファレンスなど経て治療方針を決定していきます。病棟ではアブレーションや植え込み型デバイスなどを専門にする不整脈グループや冠動脈インターベンションを専門にする虚血グループと協働し最も適切かつ必要な医療を提供するように十分な討論を行っています。